バックナンバー:2013年6月
2013年 6月25日(火) | ||
卵巣のう腫 |
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先日、卵巣のう腫の手術がありました。 卵巣は正常では母指大程度の大きさで、子宮の両側に存在します。これに何らかの理由で液状成分が溜まって腫れてきたものを卵巣のう腫と言います。 手術法は主に3つあって、病巣(のう腫)だけを摘出する「のう腫核出術」、病巣のある卵巣ごと摘出する「卵巣摘出術」、卵管と卵巣をまとめて摘出する「附属器摘出術」です。 術前の検査で良性腫瘍であることが高い確率で確認できる場合は、基本的に「卵巣のう腫核出術」を選択することになります。 今回もこの、のう腫だけを摘出する核出術を行いました。 術式にもいろいろあり、「開腹」、「腹腔鏡下」、「 膣式」があります。 「腟式卵巣のう腫核出術」は、腹腔鏡を準備しながら、膣式に開腹して卵巣のう腫のみを切除します。 この術式では、お腹に傷が全く残らず、また、短時間で手術を終えることが可能となり、 卵巣のう腫の大きさや癒着の程度等の条件が合えば、患者様にとってとても有効な手術です。 詳しくはこちらもご覧ください。金沢大学附属病院 田中政彰先生のページです。 http://kanazawa-u.sanpu.jp/introduction/dispensary/profile.php?pm_id=12 今回の手術も「膣式」で行い、傷を残さず短時間で終了でき、患者様にとても喜んでいただきました。 |
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2013年 6月22日(土) | ||
子宮頸がん予防ワクチンについて |
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子宮頸がん予防ワクチンの副反応(副作用)が問題になっていますね。 子宮頸がんは子宮頸部(子宮の入り口部分)に発生する悪性腫瘍です。近年、子宮頸がんの原因のほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスであることが分かってきました。 HPVは現在までに100種類以上確認されてますが、そのうちの十数種類のハイリスク型HPV、特に、HPV16型と18型は子宮頸がんの70%近くの原因を占めると報告されています。 子宮頸がん予防ワクチンは、接種後のハイリスク型HPV(16型、18型)感染を防ぐものです。 この子宮頸がん予防ワクチンについては、平成25年4月1日に定期予防接種(法定接種)となり、対象となる年齢の方には各自治体から接種のご案内がされていました。 平成25年6月14日に厚生労働省の審議会が行われ、予防接種後にワクチンとの因果関係を否定できない副反応事例があることが報告され、このような事例の発生頻度等がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、一時的にワクチン接種を積極的に勧奨することを控えるという方針がまとめられました。 佐川クリニックでも、安全性が確保されるまで子宮頸がん予防ワクチンの接種は控えさせていただいております。 子宮頸がんを防ぐためには、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。1年に1度は子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)を受けるようにしましょう。 |
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2013年 6月21日(金) | ||
お天気 |
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ここ数日、ぐずついた天気が続いていますね。 ジメジメして不快指数が高いです。 変調気候は、体調だけでなくメンタル面にも影響を与えたりします。 暑くなって冷房を利用する季節ですが、冷房病にはお気をつけ下さい。 私も体調管理には十分気をつけたいと思います。 |
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2013年 6月20日(木) | ||
双胎分娩 |
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昨夜は双胎分娩がありました。 (双胎とは双子のことです。) 一人目は頭位、二人目は骨盤位(逆子)でしたが、自然分娩で無事産まれました。 先週に引き続いて骨盤位での分娩でした。 このようなケースだと帝王切開を選択する施設が多いのですが、 佐川クリニックでは、患者様ご本人のご希望があれば経膣分娩も実施しています。 技術と経験があれば十分に可能なことだと思います。 患者様にとても喜んでいただけました!本当に良かったです。 |
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2013年 6月18日(火) | ||
父の日 |
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6月16日は父の日でしたね。 娘から素敵なプレゼントをもらいました♪ 私をイメージして作ったそうです。どうです?似てますか? 娘も早いもので中学一年生になりました。毎日、勉強に部活に忙しそうです。 私も、普段忙しくて家族との時間がなかなかとれないのですが、こんな風に手作りのプレゼントをもらうとすごく嬉しいです。 いつも支えてくれている家族に感謝です。 |
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2013年 6月14日(金) | ||
テレビ金沢 塚田アナウンサー |
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となりのテレ金ちゃん、「誉のドコ行く?」でおなじみの、テレビ金沢アナウンサー 塚田 誉さんがクリニックにいらっしゃいました。 看護師リーダーの森田さんと、ナース・ステーション前で記念に写真をパチリ! さすがアナウンサー、とっても渋いイイ声です。 今回は、となりのテレ金ちゃんのコーナーで紹介する映像を撮りたいとの事で、 カメラマンさんが撮影に来られました。 6/18(火)の「教えて、小倉さん」というコーナーで、出生率が少し上がったという話や 一姫二太郎の意味とは、といった事を、北國新聞の解説員の方が解説してくれるそうですよ。 |
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2013年 6月13日(木) | ||
骨盤位分娩 |
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昨晩、骨盤位の分娩がありました。 「骨盤位」とは、赤ちゃんがいわゆる逆子の状態のことです。 お産の時期が近づくと、赤ちゃんは通常頭を子宮口の側に向けた「頭位」の姿勢になりますが 骨盤位(逆子)ではこれとは逆に、お尻や足が子宮口の側を向いています。 骨盤位分娩のリスクが知られ、骨盤位(逆子)なら帝王切開、としている病院が最近多いです。 でも、必ず帝王切開でないといけない、というわけではないんですよ。 骨盤位でもいろいろな条件が整えば自然分娩ができる可能性もあります。 上手くすれば骨盤位(逆子)でも無事に経膣分娩が可能なんですよ。 今回の患者様も無事元気な赤ちゃんが産まれ、とても喜んでおられました! 嬉しいですね! |
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2013年 6月3日(月) | ||
カッシーナ サイドテーブル |
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LDR室用にサイドテーブルを購入しました。 ピエロ・リッソーニがデザインしたリビング ディヴァーニ社の作、ILE イル サイドテーブルです。天板がガラスのサイドテーブルで、「ILE」はイタリア語で「島」をあらわすそうです。 重いガラスの天板を細いスティールパイプ3本 だけで立ち上げていて、閉塞感が無く、すっきりとしたデザインです。色は特注色のライムグリーン!癒される色合いです。 LDR室は、LABOR(陣痛)~DELIVERY(分娩)~RECOVERY(回復)までを、移動がなく同じ部屋で過ごすことができ、リラックスして過ごせるよう工夫された部屋です。 LDR室ではテレビや音楽も楽しめ、ジェットバス、トイレ、洗面所もあります。 クリニックではこれからも、リラックスしてお産に臨めるような環境づくりに努めていきます。 |
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