2013年 11月19日(火) | ||
恋の季節 |
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少し前の話になりますが、作詞家の岩谷時子さんが亡くなりました。 越路吹雪さんの「愛の賛歌」の訳詞や加山雄三さんの「君といつまでも」、ザ・ピーナッツの 「恋のバカンス」など、1300曲以上の歌を手がけた作詞家です。 若い世代の人も一度は耳にしたことがあるかと思います。 10月29日付の日経新聞のコラムにこんな話が載っていました。 昭和29年のブラジル。同じホテルに泊まっているフランスの若い俳優が歌手の越路吹雪に 声をかけた。「明日の朝早く二人でコーヒーを飲もう。」うなずいた越路さんは、約束を守ろうと 翌朝、眠い目をこすり彼の部屋をノックすると、彼は一睡もせず待っていた。 朝のコーヒーを一緒に飲もうとは一夜を共にしようという誘いなのだと、越路さんはやっと気付く。 この逸話を気に入ったのが、越路吹雪を家族のように支えた作詞家の岩谷時子さんだった。 こうしてピンキーとキラーズの「恋の季節」に"夜明けのコーヒー 二人で飲もうと~"の 一節が盛り込まれたのである。 "夜明けのコーヒー 二人で飲もうと~"にそのような意味があるとは知らず、子供の頃の私もよく歌っていました。今考えるとおもしろいですね。 |
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