無痛分娩
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Q.1硬膜外麻酔は誰でも受けられますか?
Aほとんどの人が可能です。ご希望の方は健診時にお伝え下さい。 -
Q.2硬膜外麻酔は安全ですか?
A現時点では硬膜外麻酔は母児共に対し安全だと考えられています。しかし危険もあります。最も多い副作用は母体の急激な血圧低下です。約20%に起こり時には母児に危険なこともあります。麻酔開始前に点滴をし、数分おきに血圧を測ります。さらに必要であれば昇圧剤を使います。 -
Q.3硬膜外麻酔は必ず効きますか?
A麻酔の効果には個人差があります。効果が左右に差があったり、部分的に麻酔が効かないことも稀にあります。 -
Q.4いつ硬膜外麻酔を始めるのですか?
A本格的な陣痛が開始し、分娩が進行してきたら(痛みが出てきたら)麻酔を始めます。 -
Q.5硬膜外麻酔を始めたら寝ていなければならないですか?
A原則としては、麻酔の効果により足が麻痺し体を支えられなくなることがあるので、休んでいてもらいます。最低限の麻酔濃度にしていますので、まったく立てなくなったり歩けなくなることはありませんが転んだりしないように、トイレや歩行は介助が必要です。
また、陣痛や胎児心拍数のモニターや点滴も必要です。 -
Q.6いきむことはできますか?
A陣痛の痛みは少なくなりますが、ほとんどの方は張る感じはわかりますので、それにあわせていきめます。張る感じもあまりない時には陣痛計の動きやスタッフの指示に合わせれば大丈夫です。 -
Q.7分娩の進みは遅くなりますか?
A陣痛が弱くなり進行が遅くなることもあります。また逆に、産道がリラックスし進みが速くなることもあります。陣痛が弱くなり、分娩の進行が遅くなることもあります。このようなときには陣痛促進剤の点滴をすることや、吸引分娩や鉗子分娩になることもあります。陣痛促進剤を使うときには陣痛の状態を十分に監視し、促進剤の量を適正に調節します。 -
Q.8無痛分娩の費用はどのくらいかかりますか?
A分娩時間に関係なく、一律、通常分娩費用 +80,000円です。
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Q.9いつから無痛分娩が始まりますか?
A無痛分娩は、陣痛が弱くなることがあります。きちんと分娩が進行することがわかってから無痛分娩を始めます。目安は初産婦の方は子宮口が7~8cm開大時、経産婦の方は6~7cm開大時です。
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Q.10痛みは完全になくなりますか?
A痛みは分娩を進めるために必要なものでもあります。当クリニックでは痛みをなくすのではなく、やわらげることによって分娩を進める無痛分娩を行っているため完全にはなくなりません。